採用ページに「創業の物語」を入れるべき理由|中小企業の差別化戦略

採用ページを見比べてみると、多くの中小企業のページは驚くほど似た構成になっています。事業内容、募集要項、福利厚生、応募フォーム。必要な情報ではありますが、これだけでは同業他社との違いがほとんど伝わりません。
求職者は、複数の会社を同時に検討しています。最終的にどこに決めるかを分けるのは、条件面の差だけではないことが少なくありません。
よくある採用ページと、選ばれる採用ページの違い
| よくある構成 | 選ばれている会社の構成 |
|---|---|
| 事業内容の箇条書き | なぜその事業を始めたのか、経緯から説明 |
| 「アットホームな職場です」という抽象的な一文 | 実際にあった出来事・エピソードで職場の空気を示す |
| 代表挨拶が形式的 | 代表自身の言葉で、創業からの歩みが語られている |
| 沿革が年表だけ | 転機となった出来事が、具体的な物語として書かれている |
抽象的な言葉(「アットホーム」「風通しの良い社風」)は、どの会社の採用ページにも書かれています。求職者から見れば、差別化にはなりません。一方、具体的な出来事は、その会社にしか書けないものです。
創業ストーリーに盛り込むべき要素
採用ページ用の創業ストーリーは、次のような要素で構成すると、単なる沿革紹介から一歩踏み込んだものになります。
- 創業のきっかけ:なぜこの事業を、なぜこの土地で始めたのか
- 最初の壁とその乗り越え方:資金繰り、人材確保、技術習得など、具体的な困難
- 転機となった出来事:事業拡大や方向転換のきっかけになった具体的なエピソード
- 今、大事にしていること:創業から受け継がれている価値観が、日々の業務にどう表れているか
このうち1と2は、経営者本人からの聞き取りだけで組み立てられることが多い一方、3と4は社員や取引先への聞き取りを加えると厚みが出ます。
「紹介で人が来る会社」にも効果があります
地方の中小企業では、社員の紹介やご縁を通じた採用が大きな割合を占めることが少なくありません。この場合も、会社の物語がきちんと言語化されていると、紹介する側が「うちの会社はこういう会社だ」と説明しやすくなります。逆に、物語が言語化されていないと、紹介する社員自身も会社の魅力をうまく言葉にできず、紹介そのものが起きにくくなってしまいます。
Googleビジネスプロフィールとも連動させられます
採用ページに書いた創業の物語は、Googleビジネスプロフィールの投稿や口コミ対応にも転用できます。検索したときに出てくる情報が一貫していると、会社への信頼感が積み上がりやすくなります。
TADOROOTSのルーツ経営プログラムでは、創業家のルーツ調査から得た事実を、採用ページ用の記事とGoogleマップの露出強化まで一体で行います。
よくある質問
Q. 既に採用ページはありますが、部分的に追加することは可能ですか。 A. 可能です。既存のページに創業ストーリーのセクションを追加する形でご対応できます。
Q. どのくらいの分量の記事になりますか。 A. 掘り起こした事実の厚みによりますが、1本の記事として1,500〜3,000字程度にまとめることが多いです。写真や資料が残っている場合は、それらも合わせて構成します。
まずは、自社にどんな物語が眠っているか、無料相談で確認させてください。