先祖調査の始め方|自分でやってみる場合の手順を6ステップで解説

先祖調査をやってみたいという方の多くが、実際には最初の一歩で止まっています。難しいからではなく、順番がわからないからです。実際に踏む手順を、迷いやすいポイントも含めて並べてみます。
1. 自分の戸籍謄本を取ります
まずは本人の戸籍謄本(全部事項証明書)を本籍地の役所で請求します。ここに両親の名前と、両親の本籍地が記載されています。次の請求先を知るための、最初の手がかりになります。
2. 広域交付制度で、直系尊属の戸籍をまとめて請求します
2024年3月から始まった戸籍の広域交付制度により、最寄りの役所の窓口で、本人・配偶者・直系尊属(父母・祖父母など)の戸籍をまとめて請求できるようになりました。本籍地が遠方でも、わざわざ現地に行く必要がなくなっています。
窓口では、目的を「先祖の調査」と伝えれば問題ありません。ただし、この広域交付制度は郵送請求や代理人による請求には対応しておらず、必ず本人が窓口に出向く必要がある点に注意してください。
3. 除籍謄本・改製原戸籍を遡っていきます
戸籍は結婚や転籍のたびに新しく作られます。今の戸籍から一つ前、さらにもう一つ前と遡っていくと、除籍謄本や改製原戸籍と呼ばれる過去の記録にたどり着きます。この作業を繰り返すことで、幕末〜明治初期に生まれた世代まで届くことが多くあります。
4. 読めない箇所が出てきたら、無理に自己判断しないでください
明治・大正期の戸籍は手書きの旧字体やくずし字で書かれています。誤読したまま先祖の名前や続柄を記録してしまうと、その後の調査全体が狂ってしまいます。読めない字が出てきた時点で、いったん立ち止まるのが安全です。
5. 家系図の形に整理します
集めた戸籍から、人物と続柄を書き出し、家系図の形にまとめます。この段階で、養子縁組や再婚などによる枝分かれが見えてくることが多くあります。エクセルや専用ソフトを使う方もいれば、手書きで整理する方もいます。
6. 親族に聞き取りをします
戸籍だけではわからない「どんな人だったか」は、親族の記憶にしか残っていません。特に高齢の親族がいる場合は、できるだけ早い段階で話を聞いておきたいところです。記録を取りながら聞くと、後から見返せて便利です。
自分でやる場合にかかる費用の目安
戸籍謄本は1通450円、除籍謄本・改製原戸籍は1通750円です。何通必要になるかは家系の枝分かれ具合によりますが、3〜4世代遡る場合、実費だけでおおむね5,000円から1万円程度になることが多いです。これに交通費や、平日に役所へ出向く時間的なコストが加わります。
つまずいたら、その部分だけご相談ください
ここまでの手順のどこかで詰まった場合、最初からすべてを依頼し直す必要はありません。読めない戸籍の解読だけ、遡りの続きだけ、家系図の清書だけ、といった部分的な依頼も可能です。
よくある質問
Q. 全部で何日くらいかかりますか。 A. 役所とのやり取りだけであれば数週間程度で完結することもありますが、本籍地が複数の自治体にまたがる場合は、その分やり取りが増え、数ヶ月かかることもあります。
Q. 平日に役所へ行く時間が取れません。 A. 本人が直系尊属の戸籍を請求する場合でも、代理人に依頼する方法(委任状による請求)は広域交付制度以外の通常の請求では利用できます。時間が取れない場合は、代行サービスの利用も選択肢になります。
まずは今どこまで進んでいるかを、無料相談でお聞かせください。